創傷処置について適切なのはどれか。
創傷処置について適切なのはどれか。
- ⑴ ドレッシング材は創部の辺縁に合わせて貼付する。創部の辺縁に合わせて貼ると創縁を覆いきれず、汚染や摩擦から保護できません。創縁より数センチ広く覆うのが原則です。
- ⑵ 肉芽形成の時期は強い水圧をかけて洗浄する。強い水圧をかけると、新しくできた肉芽組織を壊して治癒を遅らせます。生理食塩水や微温湯でやさしく洗い流します。
- ⑶ 感染徴候のない創傷の消毒は不要である。感染徴候のない創傷への消毒は新生した細胞を傷めて治癒を遅らせるため不要で、洗浄で管理します。
- ⑷ テープは皮膚から垂直方向に剝がす。垂直方向に剝がすと皮膚が引き上げられて表皮が裂け、医療用テープによる皮膚障害を起こします。皮膚面に沿って水平にゆっくり剝がします。
解説
正解は⑶です。現在の創傷管理では、感染徴候のない創傷に消毒薬を用いることは、新しく生じた細胞や肉芽を傷めて治癒を遅らせるため推奨されず、生理食塩水や微温湯による洗浄で十分とされています。したがって消毒は不要です。ドレッシング材は創縁より数センチ広く覆って外部からの汚染と摩擦を防ぎ、肉芽形成の時期は強い水圧をかけずやさしく洗浄します。テープは皮膚面に沿って水平方向へゆっくり剝がすことで、皮膚が引っ張られて裂ける医療用テープによる皮膚障害を防げます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-03_04_05.html)を加工して作成