上行大動脈から分枝するのはどれか。
上行大動脈から分枝するのはどれか。
- ⑴ 冠状動脈上行大動脈の根元、大動脈弁のすぐ上から左右の冠状動脈が分枝し、心臓自身に血液を供給します。
- ⑵ 腕頭動脈腕頭動脈は大動脈弓から最初に分枝する血管で、右鎖骨下動脈と右総頸動脈に分かれます。上行大動脈からの分枝ではありません。
- ⑶ 左総頸動脈左総頸動脈は大動脈弓から2番目に分枝する血管です。上行大動脈からは分枝しません。
- ⑷ 左鎖骨下動脈左鎖骨下動脈は大動脈弓から3番目に分枝する血管で、左上肢へ向かいます。上行大動脈からの分枝ではありません。
解説
正解は⑴です。上行大動脈は左心室から出た直後の部分で、その根元にある大動脈弁のすぐ上から左右の冠状動脈が分枝し、心臓自身に酸素と栄養を供給します。冠状動脈の血流は主に心臓が拡張しているときに流れる点も特徴です。腕頭動脈、左総頸動脈、左鎖骨下動脈の3本は上行大動脈より先の大動脈弓から分枝し、頭部と上肢へ向かいます。上行大動脈から分枝するのは冠状動脈だけであることを押さえておくと、大動脈解離で冠状動脈が巻き込まれて心筋虚血を生じる理由も理解しやすくなります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-03_04_05.html)を加工して作成