か月後、A さんは長女に見守られ自宅で最期を迎えた。週後、長女から「私なりに…
か月後、A さんは長女に見守られ自宅で最期を迎えた。週後、長女から「私なりに頑張りましたが、十分に介護してあげられなかった。もっとできることがあったのではと考えてしまいます」と訪問看護師に連絡があった。訪問看護師の長女への対応で適切なのはどれか。
- ⑴ 「もう少し仕事を休んで傍にいられたらよかったですね」もっとできたはずだという意味に受け取られ、長女の自責の気持ちを強めてしまいます。遺族へのケアとして適切ではありません。
- ⑵ 「何をすればよかったのか一緒に考えましょう」何をすればよかったのかを振り返ることは、できなかったことを数える作業になり、後悔と自責を深めるおそれがあります。
- ⑶ 「最期までよく介護していたと思いますよ」実際に行ってきた介護を具体的に認めて労うことで、自責の気持ちを和らげ悲嘆の過程を支えられます。
- ⑷ 「仕事に集中してみましょう」次の文を読み118〜120 の問いに答えよ。A さん44 歳、男性!は、午前 時に発生した震度強の地震で自宅の階から慌てて逃げる際に階段から転落した。午前 時30 分、A さんは殿部に激しい痛みが出現し動けなくなったため、救急車で搬送され入院した。身体所見:体温36.8 ℃、呼吸数22/分、脈拍100/分、血圧76/38 mmHg、経皮的動脈血酸素飽和度VSpO2Z95 %room air!。検査所見:赤血球300 万/μL、Hb 9.0 g/dL、CRP 0.3 mg/dL、Na 140 mEq/L、K 4.0 mEq/L、濃縮尿、尿比重1.020、尿潜血 袷!。仕事に集中するよう促すことは、悲しみを表す場を閉ざしてしまいます。感情を語れる関わりを保つことが必要です。
解説
正解は⑶です。長女は自分の介護が十分ではなかったのではないかという自責の気持ちを語っています。遺族へのケアでは、悲嘆の過程で生じるこうした思いを自然な反応として受け止め、実際に行ってきた介護を具体的に認めて労うことが支えになります。したがって最期までよく介護していたと伝える対応が適切です。もう少し傍にいられたらよかったと述べることや、何をすればよかったのかを一緒に考えることは自責をかえって強めます。仕事に集中するよう促す対応は、気持ちを表す場を閉ざしてしまい悲嘆の過程を妨げます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-03_04_05.html)を加工して作成