日齢。体重2,760 g。児のバイタルサインは正常である。経皮ビリルビン10m…
日齢。体重2,760 g。児のバイタルサインは正常である。経皮ビリルビン10mg/dL。前日の排尿は日回、排便日回。母乳のみを哺乳している。回の授乳に30 分以上かかり、授乳後も児は啼泣している。児は音に反応して抱きつくような動きをする。新生児のアセスメントで適切なのはどれか。
- ⑴ 異常な反射を認める。音に反応して抱きつくような動きはモロー反射で、新生児期に正常にみられる原始反射です。異常な反射ではありません。
- ⑵ 母乳不足が疑われる。授乳に30分以上かかり授乳後も啼泣が続き、排尿回数も少ないことから、母乳の摂取量の不足が疑われます。
- ⑶ 黄疸が生理的範囲を超えている。経皮ビリルビン10mg/dLは生理的黄疸の範囲内です。日齢に応じた治療基準を超える値ではありません。
- ⑷ 体重減少が生理的範囲を超えている。次の文を読み112〜114 の問いに答えよ。A さん22 歳、男性!は、高校卒業後に就職したが、同僚との関係がうまく築けず、転職を繰り返している。「他の人と自分はどこか違う。自分の将来が不安だ」と感じたA さんは精神科クリニックを受診し、自閉症スペクトラム障害と診断された。autism spectrum disorderA さんは小学生のころから他人の気持ちが理解できないときがあり、対人関係を築くことが苦手で、学校で孤立していた。また、偏食が強く、るいそうがみられたために、同級生から容姿のことでいじめられたことがあった。中学校や高校では忘れ物が多く、集団生活になじめなかった。出生体重3,000gに対して2,760gであり、減少率は約8%です。生理的体重減少の範囲(おおむね10%以内)にとどまっています。
解説
正解は⑵です。1回の授乳に30分以上かかり、授乳後も児が啼泣していること、前日の排尿回数が少ないことは、母乳の摂取量が足りていない可能性を示す所見です。哺乳量が不足すると尿量が減り、体重の回復も遅れるため、授乳の姿勢や吸着の状態、授乳回数を確認し、乳房の状態とあわせて評価して支援します。音に反応して抱きつくような動きはモロー反射で新生児期にみられる正常な反射です。経皮ビリルビン10mg/dLは生理的黄疸の範囲内で、体重減少も出生体重の約8%であり生理的な範囲を超えていません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-03_04_05.html)を加工して作成