診察後、A さんから看護師に妊娠中の生活や体重の管理について質問があった。A さ…
診察後、A さんから看護師に妊娠中の生活や体重の管理について質問があった。A さんは「缶ビール本を週に回、コーヒーを日に杯以上飲んでいます。友人に勧められて半年前から日240 μg の葉酸のサプリメントを飲んでいます」と話す。A さんは身長160 cm、非妊時体重62 kg である。看護師のA さんへの説明で適切なのはどれか。
- ⑴ 「飲酒は中止しましょう」妊娠中の飲酒は量にかかわらず胎児への影響が否定できず、胎児性アルコール・スペクトラム障害の原因となるため中止をすすめます。
- ⑵ 「妊娠中の体重増加は kg 未満にしましょう」Aさんの非妊時BMIは約24.2で普通体重に該当し、妊娠全期間の体重増加はおおむね10〜13kgが目安とされています。示された数値は適切ではありません。
- ⑶ 「コーヒーは今までどおりに飲んでも大丈夫です」カフェインは1日200〜300mg程度までに控えることがすすめられています。1日3杯以上のコーヒーを今までどおり続けてよいという説明は適切ではありません。
- ⑷ 「葉酸は妊娠前と同じ量を摂るようにしましょう」神経管閉鎖障害の発症を減らすため、妊娠を計画する時期から妊娠初期はサプリメントで1日400μgの葉酸摂取がすすめられます。現在の量では不足しています。
解説
正解は⑴です。妊娠中の飲酒は量にかかわらず安全とはいえず、胎児性アルコール・スペクトラム障害の原因となるため、妊娠が分かった時点で中止するよう説明します。これが最も明確な指導内容です。カフェインも胎児への影響を考えて1日200〜300mg程度までに控えるようすすめられており、1日3杯以上のコーヒーを今までどおり続けてよいとはいえません。葉酸は神経管閉鎖障害の発症を減らすためサプリメントで1日400μgの摂取がすすめられており、現在の量では不足しています。非妊時の身長と体重からBMIは約24.2で、普通体重に該当します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-03_04_05.html)を加工して作成