年後、A さんは急性増悪による入退院を繰り返していた。今回の入院では呼吸機能の…
年後、A さんは急性増悪による入退院を繰り返していた。今回の入院では呼吸機能の低下がみられたため、退院後に在宅酸素療法VHOTZを導入することになった。A さんは「家での生活で気をつけることは何ですか」と看護師に質問した。A さんへの指導内容で適切なのはどれか。
- ⑴ 「寒いときは電気毛布を使ってください」電気毛布は炎を伴わないため、酸素使用中に使用を禁じる必要はありません。特に注意を促すべき指導内容ではありません。
- ⑵ 「入浴時は酸素チューブを外してください」入浴は身体への負担が大きく酸素の需要が増える場面です。チューブを外すと低酸素状態になる危険があるため、酸素は継続します。
- ⑶ 「ガス調理器を電磁調理器に変更してください」酸素は物が燃えるのを助けるため、炎を伴うガス調理器は引火の危険があります。電磁調理器への変更が適切な指導です。
- ⑷ 「呼吸が苦しいときは楽になるまで酸素流量を上げてください」次の文を読み97〜99 の問いに答えよ。A さん 72 歳、女性!は、人で暮らしている。小学校の教員を定年退職後、書道教室に月回、体操教室に月回通っている。20 年前に高血圧症と診断され、月にhypertension回かかりつけの病院を受診し、内服治療をしている。か月前から、A さんは病院の受診日を間違えたり、書道教室の日時を忘れることがあり、かかりつけの医師に相談した。A さんは認知症専門医を紹介され、Mini-Mental State ExaminationVMMSEZ18 点で、軽度のAlzheimerVアルツハイマーZ型認知症と診断された。Alzheimer disease自己判断で酸素流量を上げると、二酸化炭素が蓄積して意識障害(CO2ナルコーシス)を起こすおそれがあります。指示された流量を守り、苦しいときは医療者に相談します。
解説
正解は⑶です。在宅酸素療法では、酸素そのものは燃えませんが物が燃えるのを助ける性質があるため、火気の管理が最も重要です。ガス調理器の炎に酸素チューブが近づくと引火する危険があるため、電磁調理器へ変更するよう指導します。喫煙やストーブ、ろうそくも避け、火気から2m以上離すことが目安とされています。入浴時も酸素は外さずに継続し、鼻カニューレのまま入浴します。酸素流量は医師の指示どおりに守る必要があり、息苦しさを理由に自己判断で上げると二酸化炭素が蓄積して意識障害を招くおそれがあります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-03_04_05.html)を加工して作成