A さんは発熱、咳嗽、粘稠痰、呼吸困難を認めたため受診し、肺炎を伴うpneumo…
A さんは発熱、咳嗽、粘稠痰、呼吸困難を認めたため受診し、肺炎を伴うpneumonia慢性閉塞性肺疾患VCOPDZの急性増悪と診断されて入院した。入院後、薬物療法にchronic obstructive pulmonary diseaseよって病状は改善し退院が決定した。看護師がA さんに退院後の生活について尋ねると、今回の入院をきっかけにA さんは退職し、家事に専念すると答えた。A さんの呼吸機能に対する負荷が最も小さい動作はどれか。
- ⑴ 食べる直前に調理する。食べる直前の調理では労作による息切れが残ったまま食事となり、食欲が落ちて低栄養につながります。調理は時間をずらして分けて行うほうが負担が軽くなります。
- ⑵ 部屋全体に掃除機をかける。掃除機をかける動作は前傾姿勢と上肢の反復運動を伴い、呼吸への負荷が大きい動作です。部屋全体を一度に行うとさらに負担が増します。
- ⑶ 頭より高い位置に洗濯物を干す。頭より高い位置に洗濯物を干す動作は上肢の挙上を伴い、呼吸補助筋が使いにくくなって息切れが強まります。負荷の大きい動作です。
- ⑷ 買い物した荷物をカートで運ぶ。カートを使えば荷物の重さを自分で支えず、上肢の挙上も不要なため、呼吸への負荷が最も小さくなります。
解説
正解は⑷です。慢性閉塞性肺疾患では、上肢を挙げる動作、体幹を前傾させて反復する動作、息を止めて力を入れる動作、荷物を持って歩く動作で息切れが強くなります。買い物した荷物をカートで運ぶ方法は、荷物の重さを自分で支えずに済み、上肢を挙げる必要もないため呼吸への負荷が最も小さくなります。掃除機をかける動作は前傾と腕の反復運動を伴い、頭より高い位置に洗濯物を干す動作は上肢の挙上によって呼吸補助筋が使いにくくなります。調理を食事の直前に行うと労作直後の食事となり、息切れで食欲が落ちてしまいます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-03_04_05.html)を加工して作成