肺結核について正しいのはどれか。つ選べ。pulmonary tuberculo…
肺結核について正しいのはどれか。つ選べ。pulmonary tuberculosis
- ⑴ 結核の10 % 程度である。tuberculosis結核のうち肺結核が占める割合はおよそ8割で、大部分を占めます。10%程度という記述は実態と大きく異なります。
- ⑵ 感染経路は接触感染である。肺結核の感染経路は結核菌を含む飛沫核を吸い込む空気感染です。そのため患者は陰圧個室で管理し、医療者はN95マスクを使用します。
- ⑶ 肺アスペルギルス症と同じ原因菌である。pulmonary aspergillosis肺結核の原因は細菌である結核菌、肺アスペルギルス症の原因は真菌であるアスペルギルスです。原因微生物がまったく異なります。
- ⑷ 二次性の発症は過去の感染の再活性化による。二次性の肺結核は、既感染者の体内に潜んだ結核菌が免疫低下などで再び増える再活性化によって発症します。
- ⑸ DOTSVDirectly Observed Treatment,Short-courseZが推奨される。確実な服薬継続が治療成功と薬剤耐性の防止に不可欠であるため、服薬を直接確認するDOTSが推奨されています。
解説
正解は⑷と⑸です。結核の大部分は肺結核で、既感染者の体内に潜んでいた結核菌が加齢や免疫低下によって再び増え出す再活性化(内因性再燃)が二次性発症の主な機序です。治療は複数の抗結核薬を長期に確実に内服する必要があるため、服薬を第三者が直接確認するDOTS(直接服薬確認療法)が世界保健機関により推奨され、日本でも保健所を中心に実施されています。感染経路は飛沫核による空気感染であり、接触感染ではありません。原因菌は結核菌で、真菌であるアスペルギルスとは異なります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-03_04_05.html)を加工して作成