患者とその家族や医療者が患者にとって望ましい治療を探り、お互いが納得する治療を選…
患者とその家族や医療者が患者にとって望ましい治療を探り、お互いが納得する治療を選択できるようにしていくのはどれか。
- ⑴ 心理教育心理教育は疾患の特徴や対処方法、社会資源に関する知識を患者や家族に提供する介入です。治療を一緒に選び取る過程を指す用語ではありません。
- ⑵ 共同意思決定患者・家族と医療者が情報と価値観を交換しながら、双方が納得できる治療を選ぶ過程が共同意思決定です。
- ⑶ ストレングスストレングスは本人のもつ強みや能力、周囲の資源に着目する視点を表す用語で、支援の考え方であって意思決定の過程ではありません。
- ⑷ アドヒアランスアドヒアランスは患者が納得して治療を主体的に続けている状態を指します。治療を選ぶ過程そのものを表す用語ではありません。
解説
正解は⑵です。共同意思決定(シェアード・ディシジョン・メイキング)は、医療者が治療の選択肢と利点・不利益に関する情報を示し、患者や家族が価値観や生活上の希望を伝え合いながら、双方が納得できる治療を一緒に選んでいく過程です。医療者が一方的に決める形でも、患者に丸投げする形でもない点が特徴です。心理教育は疾患や対処方法の知識を提供する介入、ストレングスは本人がもつ強みや資源に着目する視点、アドヒアランスは患者が納得して治療を続けられている状態を指し、いずれも意思決定の過程そのものを表す用語ではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-03_04_05.html)を加工して作成