日本の人工妊娠中絶で正しいのはどれか。
日本の人工妊娠中絶で正しいのはどれか。
- ⑴ 配偶者の同意が必須である。配偶者が不明な場合や意思を表示できない場合、妊娠後に死亡した場合などは本人の同意だけで実施できます。すべての場合に必須とはいえません。
- ⑵ 妊娠10 週以降は死産の届出が必要である。死産の届出が必要となるのは妊娠12週以後の死産です。10週という数値は誤りです。
- ⑶ 実施が可能なのは妊娠22 週未満の場合である。母体保護法により、胎児が母体外で生命を保続できない時期に限られ、妊娠22週未満が実施可能な時期とされています。
- ⑷ 実施率は母の年齢が20〜24 歳よりも20 歳未満の方が高い。人工妊娠中絶の実施率(女子人口千対)は20歳未満より20〜24歳の方が高くなっています。20歳未満が最も高いわけではありません。
解説
正解は⑶です。人工妊娠中絶は母体保護法に基づき、胎児が母体外において生命を保続することのできない時期に限って行うことができ、その時期は妊娠22週未満と示されています。実施できるのは都道府県の医師会が指定する母体保護法指定医師です。配偶者の同意は原則として必要ですが、配偶者が不明な場合、意思を表示できない場合、妊娠後に死亡した場合などは本人の同意だけで足りるため、必須とはいえません。死産の届出が必要となるのは妊娠12週以後の死産で、実施率は20歳未満より20〜24歳の方が高くなっています。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-03_04_05.html)を加工して作成