乳児に対する一次救命処置VBLSZで正しいのはどれか。
乳児に対する一次救命処置VBLSZで正しいのはどれか。
- ⑴ 脈拍の確認は橈骨動脈の触知で行う。乳児の橈骨動脈は細く確実な触知が困難です。脈拍の確認は上腕動脈または大腿動脈で行い、10秒以内に判断します。
- ⑵ 意識レベルは足底を叩きながら反応を確認する。乳児では頭部や頸部を揺らさずに足底を叩き、声をかけて反応を確認します。
- ⑶ 救助者が名いる場合、胸骨圧迫と人工呼吸の回数の比率は30:2 である。30対2は市民救助者や救助者が1人の場合の比率です。医療従事者が2人以上で行う乳児の蘇生では15対2となります。
- ⑷ 胸骨圧迫の速さ 回数!は130〜150 回/分である。胸骨圧迫の速さは1分間に100〜120回です。130〜150回では速すぎて、胸壁が十分に戻らず心臓への血液の充満が妨げられます。
解説
正解は⑵です。乳児では意識(反応)の確認を、足底を叩きながら声をかけて行います。頭部や頸部を揺らすことは損傷の危険があるため行いません。脈拍の確認は上腕動脈(または大腿動脈)で行い、乳児の橈骨動脈は細く触知が難しいため用いません。胸骨圧迫の速さは成人と同じく1分間に100〜120回で、深さは胸の厚みの約3分の1です。胸骨圧迫と人工呼吸の比は、市民救助者や救助者1人では30対2ですが、医療従事者が2人以上で行う場合は15対2となります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-03_04_05.html)を加工して作成