子どもに医療処置を行う際、看護師が行うディストラクションはどれか。
子どもに医療処置を行う際、看護師が行うディストラクションはどれか。
- ⑴ 処置後に子どものがんばりを認める。処置後にがんばりを認めることは、子どもの自尊心や次回への意欲を支える大切な関わりですが、処置中の注意をそらすディストラクションではありません。
- ⑵ 人形を用いて子どもに処置を説明する。人形を用いて処置を事前に説明するのはプレパレーションです。見通しをもたせて不安を減らす方法で、注意をそらす方法とは目的が異なります。
- ⑶ 子どもの対処行動のパターンを把握する。子どもの対処行動のパターンを把握することは援助を計画するためのアセスメントです。処置中に実施するディストラクションそのものではありません。
- ⑷ 子どもの注意を処置ではなく他のものに向ける。子どもの注意を処置以外のものに向けて痛みや不快の感じ方を軽くする方法が、ディストラクションにあたります。
解説
正解は⑷です。ディストラクション(気を紛らわせること)は、処置による痛みや不快から子どもの注意をそらし、苦痛の感じ方を軽くする方法です。年齢に応じて、絵本やおもちゃ、シャボン玉、動画、深呼吸や数を数えることなどを用い、看護師が声をかけながら子どもの関心を処置以外のものに向けます。ほかの選択肢はいずれも小児看護で大切な関わりですが目的が異なり、人形を用いた説明はプレパレーション、処置後にがんばりを認めるのは達成感を支える関わり、対処行動のパターンの把握はアセスメントにあたります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-03_04_05.html)を加工して作成