尋常性乾癬の患者への説明で正しいのはどれか。psoriasis vulgaris
尋常性乾癬の患者への説明で正しいのはどれか。psoriasis vulgaris
- ⑴ 患部に日光を当てない。紫外線には乾癬の皮疹を改善させる作用があり、紫外線療法として治療に用いられます。日光を一律に避けるよう指導するのは適切ではありません。
- ⑵ 搔痒感があるときは患部を温める。患部を温めると血流が増加して痒みが強くなります。掻いてしまえばケブネル現象で皮疹が広がるため、温めるのは逆効果です。
- ⑶ 機械的刺激が加わらないよう患部を覆う。機械的刺激により新たな皮疹が生じるケブネル現象があるため、患部を覆って摩擦や掻破から保護することが適切です。
- ⑷ 落屑が多いときは蛋白質の摂取を減らす。落屑が多いと角層とともに蛋白が失われます。蛋白質を減らすのではなく、十分に摂取するよう指導します。
解説
正解は⑶です。尋常性乾癬では、擦れる、掻く、圧迫されるといった機械的刺激が加わった部位に新たな皮疹が生じるケブネル現象がみられます。したがって患部を覆って刺激から保護し、衣類や寝具による摩擦を避けることが指導として適切です。日光や紫外線はむしろ症状を改善させる作用があり、紫外線療法として治療に用いられます。患部を温めると血流が増して痒みが強まるため避けます。落屑が多いときは角層とともに蛋白が失われるため、蛋白質は減らさず十分に摂取してもらいます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-03_04_05.html)を加工して作成