成人のがん患者が痛みの程度を数値で回答するスケールはどれか。
成人のがん患者が痛みの程度を数値で回答するスケールはどれか。
- ⑴ フェイススケールフェイススケールは複数の顔の表情の絵から自分の状態に近いものを選ぶ方法で、小児や高齢者にも用いられます。数値で回答するスケールではありません。
- ⑵ NRSNRSは0から10の数値で痛みの程度を患者自身が答えるスケールで、成人のがん疼痛評価に広く用いられます。
- ⑶ VASVASは10cmの直線上に痛みの程度を示す印を付ける方法で、数値化は測定者が距離を測って行います。患者が数値で答えるわけではありません。
- ⑷ VRSVRSは「痛みなし」「軽い痛み」「中程度の痛み」などの言葉の選択肢から選ぶ方法です。回答は言葉であり数値ではありません。
解説
正解は⑵です。NRS(Numerical Rating Scale)は、痛みがまったくない状態を0、考えられる最も強い痛みを10として、患者が現在の痛みを数値で答えるスケールです。口頭でも実施でき、成人のがん疼痛の評価で広く用いられています。フェイススケールは表情の絵から選ぶ方法、VAS(Visual Analogue Scale)は10cmの線上に印を付けてその距離を測る方法、VRS(Verbal Rating Scale)は「痛みなし」「軽い」などの言葉から選ぶ方法で、いずれも患者自身が数値で回答するものではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-03_04_05.html)を加工して作成