舌の模式図を示す。味蕾が少ない部位はどれか。
舌の模式図を示す。味蕾が少ない部位はどれか。
- ⑴ ①舌尖や舌縁にあたる部位には茸状乳頭や葉状乳頭が分布し、味蕾が多く存在します。味蕾が少ない部位を選ぶ設問には合いません。
- ⑵ ②舌背中央部は味蕾をもたない糸状乳頭が主体であり、味蕾が少ない部位にあたります。
- ⑶ ③舌縁や舌根に近い部位には葉状乳頭・有郭乳頭があり、味蕾が密に分布します。味蕾が少ない部位ではありません。
- ⑷ ④舌根部には有郭乳頭が並び、味蕾が豊富にあります。味蕾が少ない部位とはいえません。
この問題は別冊の図版(写真・標本・心電図など)を見て答えます。図版は転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも所見の読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑵です。味蕾は舌の粘膜のうち、有郭乳頭が並ぶ舌根部、葉状乳頭のある舌縁、茸状乳頭が分布する舌尖に多く存在します。これに対して舌背の中央部は糸状乳頭が主体で、糸状乳頭には味蕾が存在しないため、この部分は味蕾が少ない領域になります。したがって図で舌背の中央にあたる部位が正答です。味覚は舌前方三分の二を顔面神経(舌神経の枝である鼓索神経)、後方三分の一を舌咽神経が担うという伝導路とあわせて覚えておくとよいでしょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-03_04_05.html)を加工して作成