精神病床に入院し、身体的拘束が必要となる攻撃性の高い精神疾患患者のケアで正しいの…
精神病床に入院し、身体的拘束が必要となる攻撃性の高い精神疾患患者のケアで正しいのはどれか。
- ⑴ 心的外傷〈トラウマ〉体験を想定して支援を行う。攻撃性の背景に心的外傷があることが多く、再体験させない配慮が必要です。
- ⑵ 患者が暴力行為に及んだ場合は積極的に反省を促す。反省を強く促すことは関係を損ね、かえって攻撃性を高めます。
- ⑶ 患者の攻撃性が収まるまで疾患や治療の教育を行うことは避ける。疾患や治療の説明は状態に応じて続けます。避けるものではありません。
- ⑷ 患者の身体的拘束が解除されてから病棟のスケジュールの説明を行う。拘束中こそ見通しを伝えることが不安を和らげます。解除を待つ必要はありません。
解説
正解は⑴です。攻撃性の高さの背景には過去の心的外傷体験があることが多く、身体的拘束そのものも新たな心的外傷になりえます。そのためトラウマインフォームドケアの視点を持ち、再体験させない配慮をしながら支援します。暴力の後に反省を強く促すことは関係を損ねます。疾患や治療についての説明は状態に応じて続けるべきもので、拘束中も病棟の予定や見通しを伝えることが不安を和らげます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-03_04_05.html)を加工して作成