便の性状と原因の組合せで正しいのはどれか。
便の性状と原因の組合せで正しいのはどれか。
- ⑴ 灰白色便 ― Crohn〈クローン〉病灰白色便は胆汁が流れない胆道閉塞でみられます。クローン病の所見ではありません。
- ⑵ 鮮紅色便 ― 鉄剤の内服鉄剤の内服では便は黒くなります。鮮紅色にはなりません。
- ⑶ タール便 ― 上部消化管出血胃酸などの作用で血液が黒く変化したもので、上部消化管出血を示します。
- ⑷ 米のとぎ汁様便 ― 急性膵炎米のとぎ汁様便はコレラでみられる所見です。
解説
正解は⑶です。タール便(黒色便)は、上部消化管からの出血で血液中のヘモグロビンが胃酸や腸内細菌の作用を受けて黒く変化したものです。食道・胃・十二指腸からの出血を示します。灰白色便は胆汁が腸に流れない胆道閉塞でみられ、鉄剤の内服でも便は黒くなります。鮮紅色便は肛門に近い部位からの出血、米のとぎ汁様便はコレラでみられる所見で、急性膵炎の便の性状ではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-03_04_05.html)を加工して作成