室内空気下での呼吸で、成人の一般的な酸素療法の適応の基準はどれか。
室内空気下での呼吸で、成人の一般的な酸素療法の適応の基準はどれか。
- ⑴ 動脈血酸素分圧〈PaO2〉 60 Torr 以上60 Torr以上は酸素化が保たれている状態で、酸素療法の適応ではありません。
- ⑵ 動脈血酸素分圧〈PaO2〉 60 Torr 未満酸素解離曲線が急に下がり始める点にあたり、これを下回ると酸素療法の適応です。
- ⑶ 動脈血二酸化炭素分圧〈PaCO2〉 60 Torr 以上二酸化炭素分圧の上昇は換気不全を示し、酸素療法の開始基準ではありません。
- ⑷ 動脈血二酸化炭素分圧〈PaCO2〉 60 Torr 未満二酸化炭素分圧が低いことは過換気を示し、酸素療法の基準にはなりません。
解説
正解は⑵です。酸素療法は、室内空気下で動脈血酸素分圧が60 Torr未満、または経皮的動脈血酸素飽和度が90%未満のときに適応となります。60 Torrという値は酸素解離曲線が急に下がり始める点にあたり、これを下回ると飽和度が急速に低下するためです。二酸化炭素分圧は換気の指標であり、高ければ換気の補助を考えますが、酸素療法の開始基準そのものではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-03_04_05.html)を加工して作成