A さんはその後、順調に経過し退院した。退院後、初回の外来受診時に看護師がA さ…
次の文を読み94〜96 の問いに答えよ。A さん(47 歳、女性、会社員)は、夫(54 歳)と2人暮らし。6か月前から月経不順になり、閉経前の症状と思い様子をみていた。しかし、徐々に普段の月経時の出血量よりも多くなり、下腹部痛が出現してきたため、病院の婦人科外来を受診した。診察後、経腟超音波検査の指示が出され、看護師はA さんに検査について説明することになった。
A さんはその後、順調に経過し退院した。退院後、初回の外来受診時に看護師がA さんに心配なことを尋ねると「退院のときも性生活の説明を聞きましたが、子宮がなくなって自分の身体がどう変化しているかわからないし、やっぱり性生活のことが気がかりです。夫も私の身体を気遣ってくれて、今日も一緒に病院に来てくれました」と語った。A さんへの性生活の説明で適切なのはどれか。
- ⑴ 術後1年までは性行為を控える。創が癒えれば再開できます。1年も控える必要はありません。
- ⑵ 夫と別々に説明することを提案する。夫も気遣いを示しており、希望を確かめて一緒に説明するほうが支えになります。
- ⑶ 性行為再開後は避妊を続けてもらう。子宮と卵巣がないため妊娠は成立せず、避妊の必要はありません。
- ⑷ 腟の乾燥に対して潤滑ゼリーを用いるとよい。エストロゲンの減少で腟が乾燥するため、潤滑ゼリーで痛みをやわらげられます。
解説
正解は⑷です。両側の卵巣を切除してエストロゲンが減ると、腟の粘膜が薄く乾燥し、性交時に痛みを感じやすくなります。潤滑ゼリーを使うことで痛みをやわらげられるので、具体的な方法として伝えます。創が癒えれば性行為は再開でき、1年も控える必要はありません。夫も一緒に来院していて気遣いを示しているので、希望を確かめたうえで一緒に説明する機会をつくるほうが支えになります。子宮と卵巣がないため避妊も不要です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp210416-03_04_05.html)を加工して作成