その後、A さんにはペースメーカー植込み術が行われ、看護師は退院後の電磁干渉につ…
次の文を読み91〜93 の問いに答えよ。A さん(64 歳、女性、主婦)は、50 歳で高血圧症と診断され、降圧薬を服用している。栄養指導を受け、食事療法も実施している。趣味はサイクリングと海外旅行である。数か月前からサイクリング中に息苦しさやめまいを感じるようになったため、かかりつけ医から紹介された病院を受診した。外来受診時のバイタルサインは、体温36.8 ℃、呼吸数24/分、脈拍40/分、血圧96/52 mmHg、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉98 %(room air)。
その後、A さんにはペースメーカー植込み術が行われ、看護師は退院後の電磁干渉について説明を行った。A さんからは「生活の中でどのようなことに注意をすれば良いですか」と質問があった。A さんが最も注意する必要がある状況はどれか。
- ⑴ 新幹線への乗車新幹線の車内は通常の使い方であれば影響を受けません。
- ⑵ パーソナルコンピュータの使用パーソナルコンピュータの使用で影響を受けることはありません。
- ⑶ 電動アシスト付き自転車での移動電動アシスト付き自転車も通常の使用では影響しません。
- ⑷ 電子商品監視装置〈Electronic Article Surveillance:EAS〉の通過強い電磁波を出すため、立ち止まらず中央を速やかに通り抜ける必要があります。
解説
正解は⑷です。電子商品監視装置は店舗の出入口に設置された盗難防止のゲートで、強い電磁波を出すためペースメーカーの動作に影響することがあります。立ち止まらず中央を速やかに通り抜けるよう指導します。同じ理由で、携帯電話は植込み部位から15cm 以上離す、IH調理器やアーク溶接機に近づかないといった注意も伝えます。新幹線やパーソナルコンピュータ、電動アシスト付き自転車は、通常の使い方であれば問題ありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp210416-03_04_05.html)を加工して作成