感染徴候のない創部の治癒を促進する要因はどれか。
感染徴候のない創部の治癒を促進する要因はどれか。
- ⑴ 圧迫圧迫は血流を妨げるため、創の治りを遅らせます。
- ⑵ 痂皮痂皮は上皮が広がるのを妨げ、治癒を遅らせる要因になります。
- ⑶ 湿潤適度な湿り気があると細胞が動きやすく成長因子も働き、上皮が早く広がります。
- ⑷ 消毒消毒薬は新しくできた細胞も傷めるため、感染がなければ用いません。
- ⑸ 浮腫浮腫があると酸素や栄養が届きにくくなり、治癒が妨げられます。
解説
正解は⑶です。創が治る過程では、適度な湿り気が保たれていると、細胞が動きやすく、成長因子も働きやすいため、上皮が早く広がります。この考え方は湿潤環境療法と呼ばれ、ドレッシング材で創面を乾かさないようにするのが今の基本です。痂皮は上皮が広がるのを妨げ、消毒薬は細菌だけでなく新しくできた細胞も傷めます。圧迫は血流を妨げて治りを遅らせ、浮腫も酸素や栄養が届きにくくなるため治癒を妨げる要因になります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp210416-03_04_05.html)を加工して作成