加齢に伴う血管壁の硬化による血圧への影響はどれか。
加齢に伴う血管壁の硬化による血圧への影響はどれか。
- ⑴ 収縮期血圧は上昇し、拡張期血圧は低下する。血管が硬くなって衝撃を吸収できず収縮期血圧が上がり、拡張期血圧は下がります。
- ⑵ 収縮期血圧は低下し、拡張期血圧は上昇する。収縮期血圧と拡張期血圧の変化の向きが、いずれも逆になっています。
- ⑶ 収縮期血圧も拡張期血圧も上昇する。拡張期血圧は下がるため、両方が上がるという記述は当てはまりません。
- ⑷ 収縮期血圧も拡張期血圧も低下する。収縮期血圧は上がるため、両方が下がるという記述も当てはまりません。
解説
正解は⑴です。加齢によって動脈の壁が硬くなると、心臓が血液を送り出したときに血管が広がって衝撃を吸収する働きが弱まるため、収縮期血圧が上がります。一方、拡張期には硬い血管が縮んで血液を押し出す力も弱まるので、拡張期血圧はむしろ下がります。その結果、両者の差である脈圧が大きくなるのが高齢者の特徴です。収縮期血圧だけが高い収縮期高血圧は高齢者に多く、脈圧の開きが血管の硬さを反映する指標になります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp210416-03_04_05.html)を加工して作成