成人の敗血症について正しいのはどれか。
成人の敗血症について正しいのはどれか。
- ⑴ 徐脈となる。敗血症では循環血液量の減少を補うため頻脈になります。徐脈ではありません。
- ⑵ 高血圧となる。血管が広がり血漿が漏れるため、血圧は下がります。
- ⑶ 血管透過性が低下する。サイトカインの働きで血管透過性はむしろ高まります。
- ⑷ 全身炎症性反応を認める。発熱・頻脈・頻呼吸・白血球数の異常といった全身炎症性反応を伴います。
解説
正解は⑷です。敗血症は、感染に対する体の反応が調節を失って臓器障害を起こす病態で、発熱や頻脈、頻呼吸、白血球数の異常といった全身炎症性反応がみられます。サイトカインの働きで血管が広がり、血管透過性が高まって血漿が組織へ漏れるため、循環する血液量が減って血圧が下がります。脈は速くなり徐脈にはなりません。早期に気づいて輸液と抗菌薬を始めることが予後を大きく左右するので、徴候を覚えておきましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp210416-03_04_05.html)を加工して作成