肝性脳症の直接的原因はどれか。
肝性脳症の直接的原因はどれか。
- ⑴ 尿酸尿酸はプリン体の代謝産物で、増えると痛風を起こします。
- ⑵ アンモニア肝臓で解毒できなくなったアンモニアが脳に達し、意識障害を起こします。
- ⑶ グルコースグルコースは低下すれば意識障害を起こしますが、肝性脳症の直接の原因ではありません。
- ⑷ ビリルビンビリルビンは黄疸の原因で、新生児では核黄疸を起こしますが肝性脳症とは別です。
解説
正解は⑵です。肝性脳症は、肝臓の働きが落ちて解毒できなくなったアンモニアが血中に増え、脳に達して意識障害を起こす病態です。腸内細菌が蛋白質を分解して作ったアンモニアは、通常なら肝臓の尿素回路で無害な尿素に変えられます。肝硬変では門脈と大循環の間に側副血行路ができることも、アンモニアが肝臓を通らずに脳へ届く一因になります。尿酸は痛風、ビリルビンは黄疸に関わり、グルコースは意識障害でも低血糖が問題になります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp210416-03_04_05.html)を加工して作成