大量の輸液が必要と考えられる救急患者はどれか。2つ選べ。
大量の輸液が必要と考えられる救急患者はどれか。2つ選べ。
- ⑴ 前額部の切創で出血している。額の切創では、大量の輸液を要する出血になりません。
- ⑵ オートバイ事故で両大腿が変形している。体の中で大量に出血し、ショックに陥る危険があります。
- ⑶ プールの飛び込み事故で四肢が動かない。頸髄損傷では、まず呼吸と固定への対応が優先されます。
- ⑷ デスクワーク中に胸が苦しいと言って倒れている。心疾患が疑われ、大量の輸液はかえって負担になります。
- ⑸ 火事で顔面、胸腹部、背部および両上肢にⅡ度の熱傷を負っている。広い範囲の熱傷では、血管から水分が漏れ出ます。
解説
正解は⑵と⑸です。両方の大腿骨が折れると1本あたり1リットル前後の出血が体の中で起こり、出血性ショックに陥るため大量の輸液が必要です。体の表面積の多くを占めるⅡ度の熱傷では、血管から水分が漏れ出て大量の輸液を要します。額の切創や頸髄損傷、心疾患は、輸液量とは直接結びつきません。関連する内容もあわせて確かめ、つながりで覚えておきましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp200414-03_04_05.html)を加工して作成