産褥2日。乳房の緊満はなく、熱感がある。初乳から移行乳へと変化している。A さん…
次の文を読み109〜111 の問いに答えよ。A さん(30 歳、初産婦、会社員)は、夫と2人暮らし。妊娠38 週6日で3,200 g の児を正常分娩した。分娩後から母児同室を開始しており、母乳育児を希望している。
産褥2日。乳房の緊満はなく、熱感がある。初乳から移行乳へと変化している。A さんの児の抱き方はぎこちなく、乳頭をくわえさせるのに時間がかかっている。産褥1日から2日にかけた24 時間で、14 回の直接授乳をしている。児の体重は3,060 g で、体重減少率は4.4 %、排尿は3回/日、排便は2回/日である。A さんは「あまり母乳が出ていないようですが、人工乳を足した方がよいですか」と看護師に相談した。この時、看護師がアセスメントする項目で最も重要なのはどれか。
- ⑴ 直接授乳の回数24時間で14回と十分で、補助的な情報にとどまります。
- ⑵ 母乳の分泌状態分泌の見た目だけでは、足りているか判断できません。
- ⑶ 児の体重減少率生理的な範囲を超えていないかが、最も確かな手がかりです。
- ⑷ 児の排泄状況排泄の回数は、体重とあわせてみる情報です。
解説
正解は⑶です。人工乳を足すかどうかを考えるとき、最も確かな手がかりになるのは児の体重の変化です。生理的な減少の範囲を超えていないかを確かめることで、母乳が足りているかを判断できます。分泌の見た目では判断できず、授乳回数も排泄回数も、体重とあわせてみる補助的な情報になります。根拠まで言えるようにしておくと、別の問われ方にも対応できます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp190415-03_04_05.html)を加工して作成