入院後2日、冠動脈造影〈CAG〉が実施された。冠動脈に有意な狭窄はなく、Aさんは…
次の文を読み112〜114 の問いに答えよ。A さん(38 歳、男性)。23 時ころ、徒歩で来院した。A さんは胸を押さえ苦しそうに待合室で座っており、救急外来の看護師が声をかけると、A さんは日本語を少し話すことができ、外出中に急に胸が痛くなったと話した。A さんは英語は話せないようだった。A さんは日本語学校の学生であり、A さんの指定した番号に電話したところ、A さんの妻につながり、日本語でのコミュニケーションが可能であった。妻は1時間後に病院に到着できるということだった。この病院には、夜間にA さんの母国語を話せる職員はいなかった。
入院後2日、冠動脈造影〈CAG〉が実施された。冠動脈に有意な狭窄はなく、Aさんは急性心外膜炎と診断された。胸痛に対して消炎鎮痛薬が5日分処方された。処方された2日後、A さんから「薬がなくなったので追加で処方して欲しい」と病棟看護師に依頼があった。看護師の対応で優先されるのはどれか。
- ⑴ A さんの痛みの程度を確認する。痛みの様子が分かって、次の手だてが決まります。
- ⑵ 医師に鎮痛薬の増量を相談する。状況を確かめてから、相談します。
- ⑶ A さんが以前常用していた鎮痛薬の用量を確認する。過去の用量より、今の状態を先に確かめます。
- ⑷ A さんが指示された用法を守れていないことを指摘する。指摘から入ると、関係を損ないます。
解説
正解は⑴です。5日分の薬が2日でなくなっているので、まずどれくらい痛むのか、どのように飲んだのかを確かめることが先になります。痛みの様子が分かって初めて、医師への相談の内容が決まります。増量の相談や過去の用量の確認、指摘から入るのは適切ではありません。関連する内容もあわせて確かめ、つながりで覚えておきましょう。似た選択肢と並べて整理しておくと、迷わずに選べるようになります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp180511-03_04_05.html)を加工して作成