朝9時、日勤の看護師が訪室したとき、シリンジポンプの閉塞と輸液ポンプの気泡混入の…
次の文を読み112〜114 の問いに答えよ。Aさん(78 歳、男性)は、尿路感染症による敗血症で入院し、5日が経過した。中心静脈ラインから輸液ポンプを使用して乳酸加リンゲル液が投与され、その側管からシリンジポンプを使用してノルアドレナリンが投与されている。
朝9時、日勤の看護師が訪室したとき、シリンジポンプの閉塞と輸液ポンプの気泡混入の、2つのアラームが作動した。ノルアドレナリンの入ったシリンジは残量があり、乳酸加リンゲル液のボトルが空になっていた。各ポンプおよび各輸液ラインの状況を図に示す。看護師がアラームを停止した後に行うこととして最も優先度が高いのはどれか。
- ⑴ 乳酸加リンゲル液を準備する。準備より先に、薬が流れているか確かめます。
- ⑵ ノルアドレナリンを準備する。シリンジには、まだ残量があります。
- ⑶ 輸液ポンプ内のラインの気泡を除く。気泡の除去は、その後に行います。
- ⑷ 輸液ラインの閉塞や屈曲がないか確認する。薬が止まっていないかを、見きわめられます。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑷です。昇圧薬の側管から入れている輸液のボトルが空になり、シリンジポンプに閉塞の警報が出ています。まずラインが詰まったり折れたりしていないかを確かめ、薬が止まっていないかを見きわめることが急がれます。薬液の準備や気泡の除去は、その後になります。似た選択肢と並べて整理しておくと、迷わずに選べるようになります。根拠まで言えるようにしておくと、別の問われ方にも対応できます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp170425-03_04_05.html)を加工して作成