Aさんは要介護5に区分が変更され、自宅で療養通所介護を利用することになった。退院…
次の文を読み115〜117 の問いに答えよ。Aさん(42 歳、女性)は、2年前に筋萎縮性側索硬化症〈ALS〉の確定診断を受けた。夫(50 歳)と長女(16 歳)と自宅で過ごしている。Aさんは「なるべく口から食べるようにしたい」と話し、食事と併せて胃瘻から栄養剤の注入を行っている。要介護2の認定を受け、訪問看護および訪問介護を利用している。食事の介助を行う夫から、訪問看護師に「介助の方法が良くないのか、妻はうまく飲み込めていません」と相談の電話があった。
Aさんは要介護5に区分が変更され、自宅で療養通所介護を利用することになった。退院後1か月、Aさんは療養通所介護の看護師に「ゆっくりお風呂に入ってみたい」と文字盤を使って話した。入浴を開始するにあたり、看護師と介護職員との間でカンファレンスを行うことになった。検討する内容として優先順位が高いのはどれか。
- ⑴ 夫の介護負担通所での入浴であり、今の論点ではありません。
- ⑵ 座位の保持能力必要ではありますが、安全の確保が先です。
- ⑶ 緊急時の対応方法誰が何をするかを、あらかじめ決められます。
- ⑷ 入浴後の人工呼吸器の回路交換の方法回路の交換は、必要な場面で行います。
- ⑸ 入浴時の関節可動域〈ROM〉訓練の実施訓練より、安全の確保が優先されます。
解説
正解は⑶です。人工呼吸器を使っている方の入浴では、機器が外れたり呼吸の状態が急に変わったりする危険があります。そのときに誰が何をするかをあらかじめ決めておくことが、最も優先される検討事項になります。介護負担や座位の能力、訓練は、その次になります。関連する内容もあわせて確かめ、つながりで覚えておきましょう。似た選択肢と並べて整理しておくと、迷わずに選べるようになります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp160411-03.html)を加工して作成