A さん(38 歳、女性、パート勤務)は、腹痛のため、姉に付き添われて救急外来を…
A さん(38 歳、女性、パート勤務)は、腹痛のため、姉に付き添われて救急外来を受診した。診察時、身体には殴られてできたとみられる複数の打撲痕が確認された。腹痛の原因は夫から蹴られたことであった。A さんは「家に帰るのが怖い。姉には夫の暴力について話したくない」と泣いている。外来での看護師の対応で適切なのはどれか。
- ⑴ 打撲痕を姉に見てもらう。本人が、望んでいません。
- ⑵ 配偶者暴力相談支援センターに通報する。法律に基づき、安全を確保します。
- ⑶ 暴力を受けたときの状況を具体的に話すことを求める。繰り返し語らせると、傷つけます。
- ⑷ A さんが日頃から夫を怒らせるようなことがなかったか聞く。本人に、原因があるかのような問いです。
解説
正解は⑵です。配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律は、暴力を受けた人を見つけた者が支援センターや警察へ通報するよう努めることを定めています。本人の気持ちに配慮しつつ安全を確保する行動です。姉に見せることや、繰り返し状況を語らせること、本人に原因を探る問いかけは適切ではありません。関連する内容もあわせて確かめ、つながりで覚えておきましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp150511-03.html)を加工して作成