A さん(48 歳、女性)は、卵巣癌の腹膜播種性転移で亜イレウス状態になった。栄…
A さん(48 歳、女性)は、卵巣癌の腹膜播種性転移で亜イレウス状態になった。栄養療法のために、右鎖骨下静脈から中心静脈カテーテルの挿入が行われたが、鎖骨下動脈を穿刺したため中止された。処置直後の胸部エックス線撮影で異常はなかったが、4 時間後、A さんは胸痛と軽い呼吸困難を訴えた。最も考えられるのはどれか。
- ⑴ 血胸動脈からの出血が、胸腔にたまっています。
- ⑵ 肺炎4時間で、起こるものではありません。
- ⑶ 肺転移転移が、急に症状を出すとは考えにくい状況です。
- ⑷ 胸膜炎胸膜炎も、この急な経過になりません。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑴です。鎖骨下動脈を誤って刺したため、そこからの出血が時間をかけて胸腔にたまり、肺を圧迫して胸痛と呼吸困難が現れたと考えられます。直後の写真で異常がなくても、後から現れることがあります。肺炎や転移、胸膜炎では、この急な経過になりません。根拠まで言えるようにしておくと、別の問われ方にも対応できます。関連する内容もあわせて確かめ、つながりで覚えておきましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp150511-03.html)を加工して作成