A さんは5 日目ころから日中は臥床して過ごし、夜間は熟睡するようになった。食事…
次の文を読み112〜114 の問いに答えよ。A さん(20 歳、男性、大学生)は、皆が自分を嫌っていると言い、昨年から大学を休学し、1 人暮らしのアパートで引きこもるようになった。先週、アパートで夜中に大声で叫ぶ日が続いたため、アパートの管理人から両親へ連絡があった。A さんの両親がA さんの部屋に入ってみると、窓は新聞紙で覆われていた。A さんは「1 日中誰かに見張られている。あなたは親じゃない」と叫び続けるため、精神科病院に入院した。A さんは、統合失調症と診断され非定型抗精神病薬による治療が開始された。
A さんは5 日目ころから日中は臥床して過ごし、夜間は熟睡するようになった。食事の時間に遅れてくることが多く、看護師の声かけにほとんど反応しない。他の患者との交流もない。この時期の看護師の対応として最も適切なのはどれか。
- ⑴ 食事摂取の介助をする。自分で食べられており、必要ありません。
- ⑵ 作業療法への参加を促す。この時期には、まだ負担になります。
- ⑶ 日中の休息時間を維持する。休息を必要とする時期であり、妨げません。
- ⑷ 食事時間を守るよう注意する。注意することは、負担になります。
解説
正解は⑶です。激しい症状が治まった後は消耗期にあたり、体も心も休息を必要とします。日中に横になることを妨げず、そのまま休ませることが回復を支えます。食事の介助や作業療法への参加を促すこと、時間を守るよう注意することは、この時期には負担になります。似た選択肢と並べて整理しておくと、迷わずに選べるようになります。根拠まで言えるようにしておくと、別の問われ方にも対応できます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp150511-03.html)を加工して作成