胸から背中にかけて裂けるような激しい痛みが突然起こり、左右の腕で血圧に大きな差が…
胸から背中にかけて裂けるような激しい痛みが突然起こり、左右の腕で血圧に大きな差がみられた。最も考えられるのはどれか。
- ⑴ 食道の粘膜が縦に裂け、出血が縦隔に広がっている。食道の裂傷は吐血を主な症状とし、左右の腕の血圧差は生じません。
- ⑵ 冠状動脈が血栓で詰まり、心筋への血流が途絶えている。心筋梗塞では胸の中央の圧迫感が主で、背中へ裂けるように広がりません。
- ⑶ 大動脈の壁の内側が裂け、血液が壁の中に入り込んでいる。裂けた部分が枝の入口にかかると、その側の腕への血流が減って差が出ます。
- ⑷ 胸椎の圧迫骨折が起こり、周囲の神経が刺激を受けている。骨折による痛みは体を動かしたときに強まり、血圧の左右差は伴いません。
- ⑸ 肺の動脈に血栓が詰まり、右心室に強い負担がかかっている。肺塞栓症は息苦しさが前面に出る病態で、腕の血圧に差は現れません。
解説
正解は⑶です。大動脈解離は、大動脈の壁の内側の膜が裂け、その裂け目から血液が壁の中へ流れ込んで壁を引き裂いていく病態です。突然の激しい痛みが胸から背中へ移っていくように現れ、裂けた部分が腕へ向かう動脈の入口にかかると、その側の血流が減って左右の腕で血圧に差が生じます。破裂すれば命に関わるため、血圧を下げて速やかに治療を始めます。
AIが生成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。