心不全のためループ利尿薬を内服している患者の観察で、副作用として特に注意するのは…
心不全のためループ利尿薬を内服している患者の観察で、副作用として特に注意するのはどれか。
- ⑴ 痰の出ない空咳が続いていないかをみる。アンジオテンシン変換酵素阻害薬で知られる副作用で、利尿薬とは働きが違います。
- ⑵ 尿の色が橙赤色に変わっていないかをみる。抗結核薬のリファンピシンで起こる変化で、利尿薬の服用では生じません。
- ⑶ 体の力が入りにくくなり、脈のリズムが乱れていないかをみる。尿とともにカリウムが失われやすく、低カリウム血症による脱力や不整脈が起こります。
- ⑷ 歯ぐきやあざから出血しやすくなっていないかをみる。血液を固まりにくくする薬で注意する症状で、利尿薬の主な副作用ではありません。
- ⑸ 顔が丸くなり、体重が増えていないかをみる。副腎皮質ステロイド薬を長く使うときの変化で、利尿薬では体重はむしろ減ります。
解説
正解は⑶です。ループ利尿薬はヘンレのループでナトリウムの再吸収を妨げて尿量を増やしますが、このときカリウムも一緒に失われます。血清カリウムが下がると全身の脱力感や足のつり、腸の動きの低下がみられ、心臓では不整脈が現れることがあります。そのため、力の入りにくさや脈のリズムの乱れを日々確かめ、必要に応じてカリウムの補給を医師と相談します。
AIが生成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。