80歳の男性が「新しい機械の操作はなかなか覚えられないが、長年の仕事の話なら任せ…
80歳の男性が「新しい機械の操作はなかなか覚えられないが、長年の仕事の話なら任せてほしい」と話した。加齢に伴う認知の変化として正しいのはどれか。
- ⑴ 経験を重ねて蓄えた知識や語彙を使う力は、高齢になっても保たれます。経験に基づく知識を用いる力は、加齢による低下が小さいことが知られています。
- ⑵ 覚えた知識を引き出す力から先に失われ、新しい学習は最後まで保たれます。衰えやすい側と保たれやすい側が入れ替わっており、実際の変化と逆になります。
- ⑶ 知識と処理の速さはひとまとまりで、同じ速さで衰えていきます。両者は別の性質をもち、加齢による変化の現れ方にも差があります。
- ⑷ 初めての課題に素早く対応する力は、加齢によってむしろ高まります。新しい課題への対応の速さは、加齢とともに低下しやすい側の力になります。
解説
正解は⑴です。加齢に伴う認知の変化は一様ではなく、経験によって蓄えられた知識や語彙、判断の枠組みを使う力は高齢になっても保たれやすい一方で、初めての課題に素早く対応する力や情報を処理する速さは低下しやすくなります。新しい機械の操作を覚えにくい一方で長年の仕事の話は詳しく語れるという姿は、この違いをよく表しています。説明の際は時間を十分にとる配慮が役立ちます。
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