28 歳の初産婦。妊娠初期に検査した随時血糖の値は正常であった。妊娠20 週0日…
28 歳の初産婦。妊娠初期に検査した随時血糖の値は正常であった。妊娠20 週0日、尿糖が陽性であったため血液検査を実施し、空腹時血糖140 mg/dL、HbA1c7.0 % であった。今まで糖尿病と診断されたことはなかった。この妊婦の現在の状態のアセスメントとして正しいのはどれか。
- ⑴ 血糖に異常はみられない。空腹時血糖もHbA1cも、明らかに高い値です。
- ⑵ 糖尿病の前段階である。前段階ではなく、すでに糖尿病の基準を満たしています。
- ⑶ 妊娠による一時的な耐糖能異常である。一時的なものとして、様子をみてよい値ではありません。
- ⑷ 妊娠糖尿病である。妊娠糖尿病は、より軽い高血糖に対する診断名です。
- ⑸ 妊娠時に診断された明らかな糖尿病である。空腹時血糖とHbA1cが、どちらも基準を超えています。
解説
正解は⑸です。空腹時血糖が126mg/dL以上、またはHbA1cが6.5%以上であれば、妊娠時に診断された明らかな糖尿病と判断します。この妊婦は空腹時血糖140mg/dL、HbA1c7.0%であり、いずれの基準も満たしています。妊娠糖尿病は75g経口ブドウ糖負荷試験でより軽い高血糖を示す場合の診断名で、一時的な耐糖能異常として様子をみてよい状態ではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp160411-03.html)を加工して作成