Aさん(28 歳、初産婦)。分娩開始から8時間が経過した。内診所見は、子宮口7 …
Aさん(28 歳、初産婦)。分娩開始から8時間が経過した。内診所見は、子宮口7 cm 開大、展退度80 %、Station ±0。陣痛間欠3〜4分、陣痛発作40 秒。Aさんは「手がしびれて、なんだか頭がボーッとします」と言った。体温36.8 ℃、呼吸数48/分、脈拍80/分、血圧134/70 mmHg。Aさんの状態として最も考えられるのはどれか。
- ⑴ 代謝性アシドーシス飢餓や脱水が背景にあるときに起こる変化です。
- ⑵ 代謝性アルカローシス嘔吐が続くときなどに起こる変化で、合いません。
- ⑶ 呼吸性アシドーシス呼吸性アシドーシスは、換気が不足したときに起こります。
- ⑷ 呼吸性アルカローシス過換気で二酸化炭素が減り、手指のしびれが出ています。
解説
正解は⑷です。呼吸数が48回と著しく多く、過換気によって二酸化炭素が過剰に排出された結果、手指のしびれやぼんやりした感じが現れています。これは呼吸性アルカローシスの典型的な症状です。呼吸性アシドーシスは換気が不足したときに起こり、代謝性の変化は嘔吐や脱水、飢餓などが背景にあるときにみられます。ゆっくりとした呼吸法を一緒に行い、落ち着いて過ごせるよう支えましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp160411-03.html)を加工して作成