尿漏れと破水の鑑別診断において最も適切な方法はどれか。
次の文を読み48〜50 の問いに答えよ。A さん(28 歳、1 回経産婦)。妊娠38 週5 日。午後1 時に外陰部に液体の流出を感じ、おりものパッドが濡れていたため午後2 時に来院した。今回の妊娠経過中に妊娠33 週ころからくしゃみをすると尿漏れがしばしば生じていた。
尿漏れと破水の鑑別診断において最も適切な方法はどれか。
- ⑴ 腟分泌物の細菌培養検査を行う。感染の有無を調べるもので、鑑別できません。
- ⑵ おりものパッドに流出した液体の量を計測する。量を測っても、見分けることはできません。
- ⑶ 腟鏡診にて後腟円蓋に液体貯留があるかを確認する。たまった液体を直接確かめられ、最も確実です。
- ⑷ BTB 試験紙をおりものパッドに付けて色調の変化を確認する。尿にも反応してしまい、判断できません。
解説
正解は⑶です。腟鏡診で後腟円蓋に液体がたまっているかを直接確かめる方法が、破水と尿漏れを見分けるうえで最も確実です。たまっていればその液体を採って検査につなげることもできます。BTB試験紙は尿がついたパッドでも反応してしまうため、パッドに当てる使い方では判断できません。細菌培養検査は感染の有無を調べるもので、液体の量を測っても見分けることはできません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp150511-03.html)を加工して作成