この時点の母体のアセスメントで適切なのはどれか。
次の文を読み45〜47 の問いに答えよ。A さん(33 歳、経産婦、銀行員)。妊娠28 週0 日。妊婦健康診査で、身長160 cm、体重70 kg(非妊時体重58 kg)。血圧136/90 mmHg。尿蛋白 +、尿糖(-)。下肢に浮腫と静脈瘤は認めない。Hb 11.5 g/dL、Ht 34 %。胎児推定体重1,200 g、AFI 8.0、子宮頸管長35 mm であった。前回の妊婦健康診査までは異常は指摘されていない。
この時点の母体のアセスメントで適切なのはどれか。
- ⑴ 正常経過血圧と蛋白尿に異常があり、正常ではありません。
- ⑵ 切迫早産頸管長も保たれ、切迫早産にはあたりません。
- ⑶ 妊娠貧血妊娠貧血の基準を、下回っていません。
- ⑷ 妊娠高血圧症候群拡張期血圧90mmHgと蛋白尿が、認められます。
- ⑸ 胎児発育不全〈FGR〉この週数として、標準の範囲に収まっています。
解説
正解は⑷です。妊娠20週以降に収縮期血圧140mmHg以上または拡張期血圧90mmHg以上がみられれば妊娠高血圧症候群と判断し、Aさんは拡張期血圧が90mmHgで蛋白尿も認められます。非妊時から12kgの体重増加も危険を高めます。子宮頸管長35mmで子宮収縮もなく切迫早産ではありません。ヘモグロビン11.5g/dLは妊娠貧血の基準を下回らず、推定体重1,200gもこの週数として標準の範囲です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp150511-03.html)を加工して作成