妊娠33 週0 日。妊娠12 週以降初めて病院を受診した。体重82 kg。尿糖2…
次の文を読み42〜44 の問いに答えよ。32 歳の初産婦。身長155 cm、非妊時体重68 kg、非妊時BMI 28.3。妊娠12 週0 日、初診時の妊婦健康診査の血液検査データは、随時血糖85 mg/dL、HbA1c 5.5 %であった。
妊娠33 週0 日。妊娠12 週以降初めて病院を受診した。体重82 kg。尿糖2 +。子宮底長35 cm。胎児推定体重は2,600 g、羊水量は多めであった。この時点での母児の状態について正しいのはどれか。
- ⑴ 妊娠糖尿病である。負荷試験の結果がなく、診断はできません。
- ⑵ 羊水検査が必要である。羊水量が多いだけでは、適応になりません。
- ⑶ 耐糖能検査を行う必要がある。尿糖と羊水過多があり、検査が必要になります。
- ⑷ 胎児推定体重は正常範囲である。この週数としては、標準より大きい値です。
解説
正解は⑶です。肥満があり、尿糖が2プラスで羊水も多めという所見がそろっており、耐糖能の異常を確かめるために75g経口ブドウ糖負荷試験などの検査を行う必要があります。妊娠糖尿病と診断するには負荷試験の結果が要るため、この時点では診断できません。羊水検査は染色体の検査であり、羊水量が多いことだけでは適応になりません。妊娠33週で2,600gという推定体重は、標準より大きい値になります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp150511-03.html)を加工して作成