生後70 日。修正週数40 週、体重は2,150 g となり、近く退院予定である…
次の文を読み41〜43 の問いに答えよ。在胎30 週3 日、正常分娩で出生した男児。出生体重1,250 g、身長38 cm。出生直後に啼泣あり、羊水混濁はなかった。小児科医の蘇生処置後、直ちにNICU に入院した。保育器に収容され、体温36.1 ℃、呼吸数40/分、心拍数160/分、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉98 %(保育器内酸素濃度25 %)であった。
生後70 日。修正週数40 週、体重は2,150 g となり、近く退院予定である。助産師は母親から「退院後、感染に対してどのように気をつければよいでしょうか」と相談を受けた。最も適切な対応はどれか。
- ⑴ RS ウイルス感染症の予防接種について話す。重症化しやすく、流行期の予防が大切になります。
- ⑵ 退院後、半年間は受診時以外に外出をしないように話す。生活を狭めるばかりで、現実的ではありません。
- ⑶ 早産児は一般の乳児よりも感染に対する抵抗力が高いと話す。早産児の抵抗力は、むしろ弱くなります。
- ⑷ 退院日から3 か月以降に定期の予防接種を開始するように話す。暦月齢にもとづき、遅らせず始めます。
解説
正解は⑴です。在胎30週で生まれた児はRSウイルス感染症が重くなりやすいため、流行期にパリビズマブを月1回投与する予防について伝えることが最も適切です。外出を半年間控えるよう求めることは、生活を狭めるばかりで現実的ではありません。早産児は母体からの免疫を受け取る量が少なく、抵抗力はむしろ弱くなります。定期の予防接種は暦月齢にもとづいて、退院後に遅らせず始めます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp150511-03.html)を加工して作成