4 か月児健康診査に来所した母児。児の計測時、大腿部につねったようなあざがみられ…
4 か月児健康診査に来所した母児。児の計測時、大腿部につねったようなあざがみられた。児の表情は乏しく笑顔が見られない。母親は人目を気にするようにして落ち着きがなく、計測が終わると助産師から児を取り上げるようにした。児の体重は出生時2,300 g、生後1 か月3,100 g と母子健康手帳に記載があり、本日は4,000 gであった。体温37.2 ℃、呼吸数34/分、脈拍110/分。定頸している。オムツかぶれはない。児のアセスメントで最も適切なのはどれか。
- ⑴ 発育は正常である。体重の増え方が鈍く、正常とはいえません。
- ⑵ 運動発達に異常がある。定頸しており、運動発達に遅れはありません。
- ⑶ 被虐待児の可能性がある。あざと表情、母親の様子が重なり、疑われます。
- ⑷ バイタルサインは正常から逸脱している。いずれも、正常の範囲に収まっています。
解説
正解は⑶です。つねったようなあざ、表情の乏しさ、母親の落ち着かない様子と児を取り上げる行動、そして体重の増え方の鈍さが重なっており、虐待を受けている可能性を考えて関わる必要があります。生後1か月から4か月までの体重の増加はわずか900gで、発育は正常とはいえません。定頸しているため運動発達に遅れはなく、体温や呼吸数、脈拍はいずれも正常の範囲に収まっています。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp150511-03.html)を加工して作成