36 歳の初産婦。妊娠40 週2 日。午前11 時25 分に女児を娩出し、午前1…
36 歳の初産婦。妊娠40 週2 日。午前11 時25 分に女児を娩出し、午前11 時35分に胎盤を娩出した。胎盤娩出後の子宮底の高さは臍下2 横指、硬式テニスボール様の硬さであった。出血が持続し、出血量は800 mL。腟鏡診で、頸管9 時方向に裂傷が認められた。この時点で助産師がまず行う処置はどれか。
- ⑴ 子宮双手圧迫法子宮の収縮は良好で、この場面では効きません。
- ⑵ 子宮底輪状マッサージ法すでに硬く収縮しており、必要ありません。
- ⑶ 麦角アルカロイドの準備子宮収縮薬は、裂傷からの出血には効きません。
- ⑷ ガーゼの腟内充填による圧迫裂傷を圧迫し、出血を抑えながら医師を待ちます。
解説
正解は⑷です。子宮は硬く収縮しているため弛緩出血ではなく、腟鏡診で頸管の裂傷が確認されていることから、ここからの出血と判断できます。頸管の縫合は医師が行う処置なので、助産師はまずガーゼを腟内に詰めて圧迫し、出血を抑えながら医師の到着を待ちます。子宮双手圧迫法や子宮底の輪状マッサージ、麦角アルカロイドは、いずれも子宮の収縮が悪いときの対応であり、この場面では効果がありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp150511-03.html)を加工して作成