その後Aさんは入院し、陣痛発来後8時間で、陣痛間欠5分、発作40秒となった。内診…
次の文を読み45~47 の問いに答えよ。A さん(40 歳、初産婦)。妊娠 38 週 2 日。午後 7 時にA さんは電話で「午後 4 時からときどき子宮収縮がありましたが、午後 6 時からは 10 分間隔で今も変わりません。2 日前の妊婦健康診査で、子宮の出口は 3 cm 開いていると言われました。出血、破水やいきみたい感じはありません。B群溶連菌陽性と言われています」と落ち着いて話した。夫の立会い分娩の予定だが、夫はまだ帰宅していない。
その後Aさんは入院し、陣痛発来後8時間で、陣痛間欠5分、発作40秒となった。内診所見は、子宮口 8 cm 開大、展退度 80 %、Station -1、子宮頸管の硬度は軟、子宮口の位置は前方であった。矢状縫合は第 2 斜径に一致、小泉門は 10 時方向、卵膜はなく、淡黄色の羊水の流出を確認した。胎児心拍数陣痛図の波形はレベル 2 。腰部痛を訴えている。対応で最も適切なのはどれか。
- ⑴ 散歩するよう促す。破水しており、勧められる方法ではありません。
- ⑵ 仰臥位になるよう促す。仰臥位低血圧症候群を、招いてしまいます。
- ⑶ 四つん這いの体位になるよう促す。児背が回りやすくなり、腰部痛も和らぎます。
- ⑷ 清潔なマットを敷き分娩介助の準備をする。子宮口8cmで、準備にはまだ早い段階です。
- ⑸ 胎児心拍数陣痛モニタリングを 3 時間後に実施する。3時間も空けることは、できません。
この問題は問題の図(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑶です。小泉門が10時方向にあり矢状縫合が第2斜径に一致していることから、回旋が進みきらず後方後頭位になりかけています。四つん這いの体位をとると、児背が重力で前方へ回りやすくなり、腰部の痛みも和らぎます。散歩は破水後の状態では勧められず、仰臥位は仰臥位低血圧症候群を招きます。子宮口8cmで分娩介助の準備には早く、モニタリングを3時間空けることもできません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp140512-03.html)を加工して作成