妊娠34 週2 日。妊婦健康診査を受診した。散歩中に子宮収縮が時々みられるが、少…
次の文を読み42~44 の問いに答えよ。29 歳の初産婦。妊娠 32 週 2 日。これまでの妊娠経過は順調である。身長 160 cm、体重61 kg(非妊時体重53 kg)。血圧136/72 mmHg。尿蛋白(-)、尿糖(-)。子宮底長27 cm。下肢に軽度の浮腫を認める。頭位で児背は母体の左側。胎児心拍数 120 bpm。胎児推定体重 1,600 g、AFI は 20 cm であった。
妊娠34 週2 日。妊婦健康診査を受診した。散歩中に子宮収縮が時々みられるが、少し休むと落ち着くという。体重 62 kg。血圧 134/76 mmHg。尿蛋白(-)、尿糖(-)。Hb 11.3 g/dl、Ht 34 %。子宮底長 29 cm。下肢に軽度の浮腫を認める。内診所見で子宮口は閉鎖。経腟超音波検査で子宮頸管長は 30 mm であった。この時点の母体のアセスメントで適切なのはどれか。
- ⑴ 正常経過血圧も血液も頸管も、いずれも正常の範囲です。
- ⑵ 切迫早産子宮口は閉鎖し、頸管長も保たれています。
- ⑶ 軽症の貧血11.0g/dLを上回り、貧血にはあたりません。
- ⑷ 妊娠高血圧症候群血圧は基準内で、尿蛋白も陰性です。
解説
正解は⑴です。血圧134/76mmHgは基準内で、尿蛋白も陰性なので妊娠高血圧症候群にはあたりません。ヘモグロビン11.3g/dLは妊娠貧血とする11.0g/dLを上回っています。子宮口は閉鎖し頸管長も30mmあり、休むと治まる子宮収縮は前駆陣痛と考えられるため切迫早産でもありません。体重の増え方も子宮底長も妊娠34週として順調で、正常な経過と判断できます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp140512-03.html)を加工して作成