分娩時の努責について正しいのはどれか。 2 つ選べ。
分娩時の努責について正しいのはどれか。 2 つ選べ。
- ⑴ 破水前に努責がかかることは少ない。努責は児頭の下降によって起こるもので、破水の前後で決まるわけではありません。
- ⑵ 児頭の最大周囲が娩出する時は努責を継続する。最大周囲が出るときは会陰の裂傷を防ぐため、努責を止めて短促呼吸に切り替えてもらいます。
- ⑶ 子宮口全開大前に努責がかかる場合は深呼吸を促す。全開大前の努責は頸管の浮腫や裂傷を招くため、深呼吸を促して逃がします。
- ⑷ 分娩時の努責は子宮の平滑筋の収縮によって起きる。努責は横隔膜と腹筋という随意筋の働きによるものです。子宮の平滑筋の収縮とは別です。
- ⑸ 胎児娩出直前に腹圧の抑制がきかない状態を共圧陣痛と呼ぶ。陣痛に腹圧が加わって働く状態を共圧陣痛といい、定義として正しい記述です。
解説
正解は⑶と⑸です。子宮口が全開大する前に努責がかかると、子宮頸管の浮腫や裂傷を招くため、深呼吸を促して努責を逃がします。また胎児娩出の直前に腹圧を抑えられなくなり、陣痛と腹圧が重なって働く状態を共圧陣痛といいます。努責は横隔膜と腹筋という随意筋の働きによるもので、子宮の平滑筋の収縮とは別です。児頭の最大周囲が娩出するときは会陰の裂傷を防ぐために努責を止めてもらいます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-03_04_05.html)を加工して作成