分娩第1 期における産婦の食事で適切なのはどれか。
分娩第1 期における産婦の食事で適切なのはどれか。
- ⑴ 食事を全量摂取するよう伝える。陣痛のなかで全量摂取は負担になります。食べられる量を少しずつとれば十分です。
- ⑵ 食物繊維の多い食べ物を勧める。食物繊維の多い食べ物は腹部膨満やガスの貯留を招き、分娩時には勧められません。
- ⑶ 血糖値が緩やかに上昇する食べ物を勧める。分娩中は消耗が大きいため、速やかにエネルギーになる食べ物のほうが役立ちます。
- ⑷ 水分は口渇を認めたときに摂取するよう説明する。口渇を感じた時点ではすでに脱水が進んでいます。こまめな水分摂取を勧めます。
- ⑸ 硬膜外麻酔分娩の希望がある場合は固形物の摂取を禁止する。緊急帝王切開で全身麻酔となった際の誤嚥を避けるため、固形物の摂取は控えてもらいます。
解説
正解は⑸です。硬膜外麻酔分娩では、急に帝王切開へ切り替わって全身麻酔になった場合に胃の内容物を誤嚥する危険があるため、固形物の摂取は控えてもらい、水分など清澄水にとどめます。分娩第1期は長時間にわたるためエネルギー補給は大切ですが、全量摂取を求める必要はなく、食べられる量を少しずつとってもらいます。水分は口渇を待たずにこまめにとり、食物繊維の多い食べ物は腹部膨満を招くため勧めません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-03_04_05.html)を加工して作成