新生児の呼吸窮迫症候群〈RDS〉のリスク因子となる母体合併症はどれか。
新生児の呼吸窮迫症候群〈RDS〉のリスク因子となる母体合併症はどれか。
- ⑴ 糖尿病胎児の高インスリン血症が肺サーファクタントの産生を遅らせ、呼吸窮迫症候群を起こしやすくします。
- ⑵ 橋本病橋本病で問題になるのは新生児の甲状腺機能です。呼吸窮迫症候群のリスク因子ではありません。
- ⑶ 気管支喘息気管支喘息では治療の継続が課題になりますが、呼吸窮迫症候群を増やす要因ではありません。
- ⑷ 重症筋無力症重症筋無力症では一過性の新生児筋無力症が問題になります。呼吸窮迫症候群とは異なります。
解説
正解は⑴です。母体の糖尿病では、胎児が高血糖にさらされて高インスリン血症になります。インスリンはコルチゾールの働きを妨げ、肺サーファクタントの産生を遅らせるため、正期産に近い週数で生まれても呼吸窮迫症候群を起こしやすくなります。橋本病は甲状腺機能低下症、重症筋無力症は一過性の新生児筋無力症、気管支喘息は治療薬の影響が問題になりますが、いずれも呼吸窮迫症候群の直接のリスク因子ではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-03_04_05.html)を加工して作成