新生児の疾患スクリーニングについて適切なのはどれか。
新生児の疾患スクリーニングについて適切なのはどれか。
- ⑴ 自動聴性脳幹反応〈AABR〉ではpass またはrefer と判定される。結果はpassまたはreferで示され、referは精密検査につなげる判定です。
- ⑵ 新生児マススクリーニング検査の意義は治療困難な疾患を発見することにある。対象は早期に治療すれば発症や重症化を防げる疾患です。治療困難な疾患の発見が目的ではありません。
- ⑶ 聴覚スクリーニング法としての耳音響放射〈OAE〉では中枢の異常を発見できる。耳音響放射は内耳の反応をみる検査で、後迷路や中枢の異常は検出できません。
- ⑷ 新生児マススクリーニング対象疾患の中で最も頻度が高いのは先天性副腎過形成症である。最も頻度が高いのは先天性甲状腺機能低下症です。先天性副腎過形成症はそれより少ない疾患です。
解説
正解は⑴です。自動聴性脳幹反応は、音刺激に対する脳幹の反応を自動で判定する検査で、結果はpass(パス)またはrefer(要再検)で示されます。referは難聴と確定したという意味ではなく、精密検査につなげる合図です。耳音響放射は内耳(蝸牛)の反応をみる検査で、後迷路や中枢の異常は見つけられません。新生児マススクリーニングは早期に治療を始めれば発症や重症化を防げる疾患を対象とし、最も頻度が高いのは先天性甲状腺機能低下症です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-03_04_05.html)を加工して作成