正期産児に発症した胎便吸引症候群の合併症で頻度が高いのはどれか。 2 つ選べ。
正期産児に発症した胎便吸引症候群の合併症で頻度が高いのはどれか。 2 つ選べ。
- ⑴ 新生児仮死子宮内での低酸素が背景にあるため、出生時に仮死を伴うことが多くみられます。
- ⑵ 動脈管開存症動脈管開存症は早産児に多い病態で、正期産児の胎便吸引症候群に多い合併症ではありません。
- ⑶ 気管支肺異形成気管支肺異形成は長期の人工呼吸管理を受けた早産児に生じる慢性肺疾患です。
- ⑷ 胎便関連性腸閉塞胎便関連性腸閉塞は極低出生体重児にみられる病態で、胎便吸引症候群の合併症ではありません。
- ⑸ 新生児遷延性肺高血圧症肺血管抵抗が下がらず右左短絡が続くため、遷延性肺高血圧症を合併しやすくなります。
解説
正解は⑴と⑸です。胎便吸引症候群は、子宮内で低酸素にさらされた児が胎便の混じった羊水を吸い込むことで起こります。もともと低酸素状態にあることが多いため新生児仮死を伴いやすく、また胎便による気道の閉塞と炎症で肺血管の抵抗が下がらず、新生児遷延性肺高血圧症を合併しやすいことが知られています。気管支肺異形成は長期の人工呼吸管理を受けた早産児に多く、正期産児の代表的な合併症ではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-03_04_05.html)を加工して作成